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メンバーインタビュー


 

IPTechメンバーインタビューについて

IPTechでは従来型の特許事務所とは異なり、幅の広い業務、多様性の高い働き方改革に取り込んでおります。「IPTechメンバーインタビュー」では、IPTechに興味を持ってくださる方々向けに、各メンバーの働き方の一部をご紹介していきます。
 

特許技術本部長兼CSO 佐竹さん  


記念すべき第一回目ですね。まずは佐竹さんの経歴について伺えますか?

京都大学を卒業後、特許事務所や京都大学での産学連携に関わりながら権利化やライセンス周りの仕事をしていました。その後、MBAを取得し、関西圏で大手の特許事務所に所属し権利化スキルを磨きました。
MBAを持っていることもあり知財コンサルティング業務も増えてきた時期だったのですが、事業会社では特に興味があった、ゲーム会社のコロプラに入社しました。その後、コロプラを退社し、もともと知人でもあった安高・湯浅が立ち上げたIPTechの経営陣として参画させていただきました。

佐竹さんはIT知財業界でも有名ですもんね。IPTechに参加することを宣言されたときは、Twitter上などでも少し話題になっていましたね。IPTechへの入社のきっかけはなんだったのでしょうか?

もともと独立自体も考えていました。個人としてやっていく自信もあったので。ただ、もう一つの興味として「組織構築」というものがありました。個人でやっていくのではなく「チーム・組織」として付加価値の高いサービスを作り出すことができる方が社会的インパクトは大きいです。タイミングとしても、スタートアップ、大手企業の新規事業向けのリーガルサービスの需要が高まりつつある時期だと感じていました。そんな中、特に湯浅からの熱烈なラブコールもあり、IPTechの経営層として参画し、組織構築全般にチャレンジしていきたいと思いました。

湯浅さんは人らたらしですからね(笑)。佐竹さんが入社してくれて、IPTechは「第三次創業期」に突入したとよく言っています。佐竹さんは現在どのような業務が多いのでしょうか?

クライアント先に定期的に出向し、発明のヒアリング、新規事業創出のファシリテーションなどを行いながら、メンバーの明細書チェック、トレーニングなどを行っています。コロプラでは年間100件以上の権利化を動かしていましたし、当時よくやりとりをしていた特許事務所に向けて、新規事業案件をやるためのビジネスモデル設計や中間応答のトレーニングもしていたため、その時の経験を活かしている形ですね。
通常の特許事務所だと、知財部がある企業側で作成された発明提案書やアイデアシートをもとに明細書を書く作業が主体となるかもしれませんが、IPTechでは発明創出のためのブレスト自体を運営したり、知財ポートフォリオの作成や知財戦略の立案をクライアント様と一緒に行っているため、非常にダイナミックな業務ができます。

インタビューありがとうございました!紙面の都合上、すべてを聞くことが難しくすみません・・・泣。メンバーインタビューが一周したら、改めて聞かせてください!

特許技術本部 佐々木さん  


佐々木さん、こんにちは。まずは佐々木さんの経歴について教えてください。

大学卒業後、いわゆるSIerと呼ばれる業務システムを構築する企業(NTTデータの子会社)に就職し、システムエンジニアとして、金融機関、生保、自治体、カード会社等の業務システム、ソフトウェアを構築する業務に従事していました。
入力画面の設計とか外部に見える部分から、データベースを参照して内部処理をする部分まで、割と幅広く担当し、結局15年くらいそのような仕事を担当していました。
正直、特許とはほとんど縁のない仕事をしていました。

どうして知財業務に興味を持ったのですか?

もともと大学卒業時に、特許の仕事について知り、興味を持ったのですが、大学の学科が機械工学科だったこともあり、機械分野の特許の権利化にあまり魅力を感じず(笑)、結局その当時有望な分野だったソフトウェア開発の仕事に就くことになりました。
その後、ソフトウェア開発の仕事を何年かやっていくうちに、このような分野にも特許が関連していることを知り、また知財の世界に興味を持ち始めました。

なぜ知財業界に転職することにしたのですか?

特に金融機関のような大規模なシステム構築の業界では、2000年代半ばくらいから中国やベトナムといった海外の開発会社に業務委託する流れができてきました。最初のころは意思疎通がうまくいかず、成果物もいまいちだったのですが、徐々に機能するようになってきました。それに伴って海外の委託先に知財を取られるようなことが起き始め、知財の重要性が改めて認識されるようになってきました。
一方、自分の仕事の状況も、システムエンジニアの最後の5年くらいは、中国の会社に業務委託し、成果物をチェックして日本の後工程につなげる、といった業務がメインになっていました。そんなことをずっとやっているうちに、失礼ながら「いずれ自分の仕事もこの人たちに取られちゃうんだろうな・・・」と思い始め、だったらいっそ別の仕事にシフトするのもいいんじゃないか、と思うようになり、知財業界に転職し、今に至っています。

IPTechではどのような業務を担当していますか?

特許の権利化に関わる業務を担当させて頂いております。具体的には、発明ヒアリング、先行技術調査、発明提案書の作成、特許明細書作成、中間対応を担当しております。他にも特許クリアランス調査、競合調査も担当してます。
また、クライアントとの窓口のような形で、クライアント企業の担当者と定期的にミーティングを行い、特許の権利化だけではなく、知財活動全般のヒアリングや、知財コンサルティング的な業務も担当しています。

現在担当されている業務について、その魅力ややりがい、難しいところなど教えてください。

IPTechの場合、クライアント企業はほぼIT企業ということになるのですが、ITで何を実現するか、の部分については、当たり前ですが各社ごとに異なる課題があります。例えば、(クライアント企業の)お客さんにどのように訴求するか、とか、法制度の改正にどのように対応するか、とか、人手不足にどのように対応するか、とか・・・。そのような各社の課題に敏感に反応できるように、常に情報収集をしておくことが重要だと考えています。
また、IT技術そのものの知識の取得、今どのような技術が注目されているか、どのような仕組みなのか、という部分の情報収集も重要です。

これからどんな仕事にチャレンジしていきたいですか?

先ほど、特許クリアランス調査、競合調査を担当していると申しましたが、企業がIPOをすることをきっかけとして、自社の特許の取得状況や他社の動向を調査したい、ということで依頼されることが多いようです。IR的な側面もあると思いますが、IPOをきっかけとして今後の知財戦略を立てるために状況を把握しておきたい、という社内外からの要望などもあるようです。このような、各社の経営戦略の中で、知財としてどのような戦略を立てるか、といったニーズにも応えられるような仕事もどんどんチャレンジしていきたいと考えております。

インタビュー、ありがとうございました!

特許技術本部 朝倉さん  


朝倉さん、こんにちは。まずは朝倉さんの経歴について教えてください。

 大学在学時に弁理士試験に合格しまして、新卒で大手特許事務所に就職しました。
 前職では13年ほど、大手電機メーカーの研究開発部門の国内外の権利形成を中心に、外国企業の日本での権利形成や鑑定・無効審判・審決取消訴訟の経験も積みました。その後、IPTechに入社しました。

どうして次の活躍の場をIPTechに選ばれたのですか?

 コンサル業務に力を入れている点と、裁量労働・リモートワークが可能な点に惹かれましたね。
 権利形成には権利形成の楽しさがあるし今もそう思うのですが、さすがに10年以上もほぼそれオンリーでやっているとそろそろ新しいことに挑戦したくなりまして。IPTechなら、経験豊富な仲間と一緒にコンサル業務ができるので、きっとレベルアップできると思いました。当然、通常案件にはこれまで培った権利形成スキルを活かせますし。
 私の家庭は共働きで未就学児が2人居て仕事と家庭の両立が結構大変だったので、働く時間や場所に裁量がある点もとてもありがたかったです。

朝倉さんは前職ではドワンゴ時代の湯浅さんと仕事していましたよね。湯浅さんが「朝倉さんがIPTechに来てくれて超嬉しい」とよくいっていましたよ笑。
そんな朝倉さんですが、IPTech入社後ほとんど会社に来ないで有名なキャラクターになっていますが笑
IPTechはコロナ前からリモートワーク環境があったというのはありますが、朝倉さんは中でもその環境をフルに活用されていましたよね。今はどのような生活スタイルを送っているのでしょうか?

 さっきの回答でも少し触れましたが、元々リモートワーク制度を使い倒すつもりで入社したので確信犯ですね。beforeコロナと生活は殆ど変わらないです。
 朝は洗濯や洗い物あたりを済ませて8時過ぎに業務開始、集中力が切れたら少し気分転換して、また業務再開というサイクルを繰り返してます。昼休憩は長くとると切り替えが大変なので短めにしてます。忙しくないときは18時前には業務を切り上げて夕食を作ります。夕食後はたまにSlack見つつ、マンガ読んだり勉強したりという感じですね。通勤時間がゼロになった分、業務・家庭のための時間、自分のための時間のどちらも増やせた気がします。昨年は隙間時間の勉強が捗り、中小企業診断士試験にも合格できました。
 4月からは技術経営(MOT)を学ぶために大学院に進学するのですが、通勤がないのと働く時間に裁量があるので、平日の授業も遅刻・欠席を心配せずにガンガン受けられそうです。
 いいことづくめのようなリモートワークライフを満喫してきましたが、最近、健康診断で不摂生が明るみになってしまったので、暫くサボっていた早朝ランニングを再開しました。特にリモートワーカーは運動ちゃんとした方がいいです。

なるほどです笑。運動大事ですね。IPTechではどのような業務を担当していますか?また、どのような仕事をしているときが楽しいですか?

 コンサル(顧問)業務が30%、権利形成業務が60%、管理業務が10%くらいと思います。どれも楽しいですね。
 コンサル業務の中身は、知的財産戦略の立案、ブレストの設計、知財オペレーションの設計、特許調査といったこれまで経験できなかった業務が中心です。分からないことだらけのスタートでしたが、マネージャーから多大なるヘルプを頂きつつ業務をなんとかこなしています。たまに振り返ると、自分の成長が感じられるような気がします。
 権利形成業務については、IPTechは顧問契約をさせて頂き定期的に顔を合わせているクライアントが多いため、当事者意識を持って取り組みやすいと思います。クライアントのビジネスを咀嚼して戦略的にクレームドラフティングやOA応答を行うので、目論見通り特許査定が得られた時の喜びも大きいです。
 管理業務は、対クライアント窓口としてメンバーに対して業務の割り当て、進捗、品質を管理しています。IPTechのメンバーは個性豊かで、一緒に仕事をするといい刺激を受けられます。

これからどんな仕事にチャレンジしていきたいですか?

 大学院で学ぶ予定の技術経営の知見が活かせる仕事にチャレンジしたいです。
となるとやっぱりコンサル業務になるような気はしますが、技術経営の知見は権利形成業務などにもきっと活きるはずなので、選り好みせず手を挙げていきたいと思います。

インタビュー、ありがとうございました!

特許技術部副部長 中島さん  


中島さん、こんにちは。まずは中島さんの経歴について簡単に教えてください。

大学院を卒業して大手特許事務所に就職し、13年間、主に特許権を取得する仕事に従事していました。
担当していた分野は主に大手企業のインフラ、通信、医療、電子カルテ等の分野です。

どうして知財業務に興味を持ったのですか?

高校の友人の父親が弁理士で、楽しそうに仕事をされていたからです。

中島さんは若いときから明細書作成の実務経験を積んできたので、前職でもものすごい有望だったと思います。というか、聞いています笑
そんな中、次の活躍の場をIPTechに選んだきっかけはありますか?

幅広い分野で複数の案件を担当させてもらったため、特許を取得するスキルについては、国内、外国を含め多くの経験を積ませてもらいました。一方、大企業では知財部がしっかりしているため、特許事務所は特許庁へ提出する原稿を作成する機関になってしまいます。そのため、企業内における知財関連の悩みに触れられることは多くはないです。
弁理士として次のステップへ進むために、企業内における知財関連の悩みの解決に携わらせていただきたいと考えるようになりました。特許の取得は知財活動の一環であり、全てではありません。より密着して企業との仕事に向き合うIPTechでの仕事を選びました。

IPTechではどのような業務を担当していますか?
また、どのような業務をやっているときが楽しいですか?新鮮ですか?

複数の企業の知財関連の悩み相談を受け付けさせていただいています。具体的には、特許の管理の仕方であったり、発明の創出の仕方であったり、特許権の取得であったり等です。また、商標についての相談をいただくこともあります。いずれの企業もとても素晴らしい企業であり、先の事務所で働いていたら、こんな企業と仕事をしてみたかった!と憧れていたと思います。そのような企業と一緒に仕事ができてとてもやりがいを感じています。
長年経験してきた特許取得がいまだに楽しいですし、自分の価値を発揮できていると感じます。ですが、新たな知見を身に着け、今まで対応できていなかった相談に乗れる瞬間にも楽しさを感じます。

中島さんと同世代で優秀な弁理士には、どんどんIPTechに興味を持ってほしいのですが笑。そのような方に向けてのメッセージはありますか?

今後、大企業だけでなく、中小企業、ベンチャー企業も当然のように特許を取る時代が来ると思います。特許取得は、投資家への説得力を上げるため、及び、大企業との関係を良好にするために効果的な手段だからです。そのような中だからこそ、中小企業、ベンチャー企業の知財に対する姿勢を感じ、知財に対する悩みを理解する必要があります。お客様と親身になって問題を解決していくIPTechは、特許事務所の次世代の形と考えています。

これからどんな仕事にチャレンジしていきたいですか?

企業の法務にとって、外部にいる知財担当のように動けるようになりたいです。企業内で知財管理の仕組みを作ったり、企業での知財関連の悩み事を少しでも解決できるように、内側からサポートしていけたらと思います。また、自身で情報を発信するのが億劫なのですが、何らかの情報を発信していけたらと思っています。

インタビュー、ありがとうございました!

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